打井川駅(高知県)
本日・この記事から、新企画を実施させていただきます。
このGWで旅して、ふと思い立ったものです。訪問した駅の紹介が自分のサイトであまりできていないことがもったいなく感じられたのです。もっとも、駅名クイズが主体ですので、こちらはそれ以外の「純粋な日記」のカテゴリーに入るものとしての企画です。クイズに出題しないもの、出題後にこれは取り上げたいと感じた駅について、紹介していこうかと考えています。
今回、新たに「駅」というカテゴリーを設けました。また、今まであった「通常クイズ」と「特別クイズ」は撤廃して、「クイズ」のみとさせていただきました。
前置きが長くなってしまいました。ここからが本題です。ここでも、付け足しで恐縮ですが、本題の本文中は旅の風情を感じていただくため、「である調」を使用させていただきます。
第1回は題名のとおり、高知県にある予土線・打井川駅を紹介いたします。2007年5月3日(木)・快晴、13:43~14:58滞在。
GW後半の連休初日とあって、窪川までの南風3号の自由席は満席だった。窪川で30分時間があったため、駅売店でパン2つを買って軽く腹ごしらえ。キハ32の単行に乗り換えて20分ほど、この駅に降り立ったのは自分1人だった。
列車が行くと四万十の風景の中、自分1人ポツンと佇む。この独特の感触は久しぶりだ。あっという間にこの駅に惹かれていった。
打井川駅の目の前を四万十川が流れているということを旅の前に知って、訪問を決めていた。そして、いざ降り立ってみて、非常に居心地のいい無人駅という印象だった。5月午後の眩しい日差しと四万十川、対岸に見える国道と少々の人家。
秘境ではないが、駅の周りはとても静か。ウグイスの鳴き声が心地よく響く。対岸に見えている国道の風景、これが意外と安心感をもたらす。
自分は、その時間の大半を橋の上であぐらをかいて過ごした。時折、車の往来はあるが、歩道を歩く人は誰もいなかった。国道に商店らしきものがあり、そちらには人のいる様子が見てとれた。何も考えず、ただ四万十の織り成す風景を眺めていた。「賑やかな5月」というフレーズがなんとなく頭をよぎり、持ち合わせていたその音楽を聴いた。
GWの観光地はどこも人でいっぱい・・・・・という場所から離れて、1人ポツンと過ごしたこのひととき、そして四万十の風景は今後ずっと自分の記憶の奥底に残るだろうと感じた。
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